週末の朝から…

先週末、郊外のイオンに行く機会がありました.朝10時すぎ(開店時間10時)に入ってびっくりしたのは人の多さと広さ.広さはいいとして、ほんの5分前に開店したとは思えない人の数…

 

さらにびっくりしたのは、ゲーセンで遊んでいる中高生や大人がかなりの人数いたこと.こちら開店したばかりとは思えないほどの熱狂ぶりです.中にはスロットをしている中学生と思われる子もいました.

 

この日イオンに行ったのは時間つぶしのためだったのですが、地図上で調べたところ、この地域にはイオンの他時間をつぶす商業施設がないのです.小さい商店もイオンを一歩出てしまえば全くなし.だからといって、週末の朝からゲーセンで過ごす中高生に違和感を覚えました.

 

私が感じた違和感は、

・ゲーセンにいた中高生(特にスロットをしていた子たち)は親からそれなりの額のお金をもらって遊んでいること 

・その地域はイオンのゲーセン以外、中高生男子が気楽に行けるところがほとんどないこと

 

住む場所によって、どんな休日を過ごすか、お金を何に使うのかはずいぶん違うものなんだなあ、と今さらながら感じました.私は豊島区の繁華街(子育てにはまず向いてない場所…)で育ちました.あまり出身地は好きではありませんが、近くの池袋にリブロやジュンク堂があったことが救いでした.ジュンク堂の各フロアには椅子があり、購入前でもそこに座って本を読んでもOKでした.中には何十冊もの本を積み上げて読んでいる大人がいて、羨望の眼差しを向けていました.

 

私の中高生時代はインターネットなんてなかったので、歩いていける場所に大きな本屋さんがあるのはとても嬉しかったし、刺激的な場所でした.今はインターネットでいくらでも広い世界を見ることができ、そこになりたい大人が存在しているのかもしれません.しかし家の外に出て手軽に時間を過ごすときに選択肢が少なく、ゲーセンを選ぶことになってしまうのはあまりにも小さい子どもたちにとってどうなんだろう??と疑問に思ってしまいました.(今はプロゲーマーという職業もあるので一概に悪いとは言えませんが…)

 

住む場所は自由です.ただ子どもは住む環境を選べません。住む場所を選べるのであれば、自分が見たい風景、子どもに見せたい風景がある街に住みたいものです.親の目が届かないところで地域環境が子どもたちに与える影響を考えさせられる機会になりました.